苦味と香りが魅力!IPAビールの飲み方とは?苦味に合わない料理はある?

色々なシチュエーションで楽しめるビールですが、

「ビールはこの味!」と決めつけていませんか?

 

今回はIPAビールに注目しました。

日本でメジャーな「後味スッキリピルスナービール」よりも、

苦味が特徴的な大人な味わいなIPA

 

IPAビールの魅力と美味しい飲み方、

またこの苦味があるビールに合う料理は何なのか・・・?

IPAビールはクセがあるので、料理の味付けはどうだろうか・・・?

 

IPAの気になる部分、解説していきます。

IPAビールの楽しみを広げてもらえれば幸いです。

 

IPAビールの歴史って?人気の秘密

IPAビールとは、「インディア・ペールエール」の略です。

 

インディアとありますが、イギリス発祥のビール。

では、どのように生まれて、

なぜ人気なのかを少しだけ、解説します。

 

IPAビールの歴史

18世紀末頃、イギリスからインドまでビールを輸送する際に、

長旅で腐らないようにホップを通常より大量に使用し、

アルコール度数を高めにしてできたビールと言われています。

 

そのため、通常のビールよりも力強い苦味があり飲みごたえがあります。

 

なぜ人気なの?

IPAビールは味わいは正統派ピルスナーに比べ濃くて深いため美味しい!

というのが一番の人気の理由かと思いますが、

実は、色々な料理と相性が良いということも

人気の理由の一つかと思います。

 

美味しい料理と飲むときに、

自然とIPAビールが頭をよぎるのでしょう…。

 

IPAビールの魅力と飲み方

IPAビールは何が魅力なのか、

より美味しく飲むためにはどうしたらよい?

 

ここでこの2つを知ることで、ただ飲むよりも、

数倍美味しく飲めること間違いなしです。

 

IPAビールの魅力

ビールの特徴として挙げられる「苦味」ですが、

この「苦味」こそクセになるポイントかと思います。

 

IPAビールは苦み成分の素であるホップが

通常の倍程投入されているため苦味たっぷり、

しかし嫌な苦味ではなく、

グレープフルーツのような苦味のため後味が良いです。

 

ビールの苦味がたまらない!という人にとって、

IPAビールは、いつも飲んでいるビールの濃縮版のような感じ

で特別感があるのです。

 

また、ホップを大量に入れていることで「香り」もとても良いです。

 

「アロマホップ」という名のホップがあるように、

ホップには強い香りがあり、

この香りが食欲を増したり満足感を高めたりするのです。

 

IPAビールの美味しい飲み方

ビールの味を最大限に活かして飲むために

重要なことは「温度」と「グラス」の2つです。

 

この2つをそれぞれビールに合ったものでそろえることで、

何もせず飲むより一段と美味しく感じることができます。

 

IPAビールの丁度良い温度は?

IPAビールを一番美味しく味わえる温度は「9℃~12℃」

 

これはだいたい「ボトルに触ると冷たい」くらいの温度なので、

キンキンに冷やして飲むのではなく、少し室温に置いてから飲むのがベストですね。

 

IPAビールにとって丁度良いグラス

ビールグラスにも様々な種類がありますが、

IPAビールの場合は「飲み口が狭いチューリップ型」を選ぶとベストです。

チューリップ型グラス
チューリップ型グラス

 

この型は、香りがこもりやすいため、

IPAビールの特徴である香り高いアロマを感じることができます。

 

IPAビールと相性の良い食べ物・悪い食べ物

IPAビールは料理との相性が良いと前述しましたが、

それでは、

相性が良い食べ物・悪い食べ物を

IPAビールの種類に合わせて見てみましょう。

 

IPAビールと相性の良い食べ物

香り高い味わいのビールのため、

同じように香高くスパイシーな燻製やエスニック料理と相性が良いです。

 

また、「苦味」と「甘味」が意外に相性が良いとのことで、

IPAビールにグレープフルーツの香りがあるように、

フルーツとも相性が良いです。

 

苦味が強くパンチが効いたIPA

代表的なビールは、「インドの青鬼」(商品の詳細は後述)

 

パンチが効いていて濃厚なコクもあるので、

それに負けない「パクチー餃子」「キーマカレー」等が相性◎。

 

フルーティーな香り高いIPA

代表的なビールは、「パンクIPA」(商品の詳細は後述)

 

IPAビールの中でもグレープフルーツ感が高く、

香りもフルーティーです。そのため、

バターのコクや、ビールの香りと同じ柑橘系レモンが乗った

「鮭のムニエル」等が相性◎

鮭のムニエル

また同様に、

柑橘系が絡んだ「白身魚のレモン掛け」も美味しいですよ。

 

苦味が落ち着いているIPA

代表的なビールは、「グランドキリンIPA」(商品の詳細は後述)

 

IPAの中でも「上質な苦味で飲みやすい」という利点があるので、

コクのある肉料理がおすすめ。

中でもガツンと辛い「チョリソー」や、

ハーブの心地良い香りの「ハーブソーセージ」等が相性◎

ソーセージ

 

ほかには、「豚肉のオレンジソース掛けソテー」も相性◎。

 

IPAビールと相性の悪い食べ物

相性の良い食べ物を見て、

なんとなくわかった方もいるかと思いますが…

 

IPAビールはパンチの効いた苦味と、香りが強いビールのため、

味の薄い料理は相性が悪いです。

 

料理の味わいを消してどうしてもIPAビールの味わいが勝ってしまい、

美味しい食べ合わせとはいえないでしょう。

 

味つけが薄いもの、さっぱりした料理にはIPAビールよりも

ピルスナー等が相性が良いでしょう。

 

また、相性が良い料理でIPAビールの特徴である

グレープフルーツと同じ柑橘系のものが出ましたが、

同じ系統でも「苦味」が被ってしまう食材とは

相性があまり良くないでしょう。

 

味がぶつかり合い、

互いの良さを損なってしまう可能性があるためです。

 

料理に合うおすすめのIPAビールとは?

一言にIPAビールと言っても、

たくさんの種類があります。

今回は市場で手に入りやすく、飲みやすい3銘柄をご紹介いたします。

 

インドの青鬼

クラフトビール人気の火付け役と言っても過言ではない、

ヤッホーブリューイング社の人気ビール。

よくコンビニでも見かけるのではないでしょうか?

 

「驚愕の苦みと鮮烈な香り」とキャッチコピーがある通り、

IPAの良さをぐんっと濃縮したビールとなっています。

 

IPAビール初心者は、まずはここからでもOKです。

 

パンクIPA

スコットランド北東部生まれ、ブリュードッグ社のビール。

ちなみに、こちらの会社はこだわりが半端ないです。

スコットランド産のモルトを使用し、

品質にのみ重点を置いて少量のみ生産されます。

そのため、特別感が異常に高いです。

 

最近ではレストランやBARでも見かけることが増えてきました。

なんといっても香りが強く、フルーティさもあります。

辛口ビアマニアの評価サイトで「 98点」 という高得点を獲得しているほど。

 

グランドキリンIPA

お馴染み、キリンビールが出しているIPAビール。

複数の個性豊かなホップを使用しており、

IPAビールの中では、飲みやすいものとなっています。

スーパー等でも売られているので、

日常的に飲むことができる手軽なIPAビールではないでしょうか。

ただ、フルーティーさ・苦味ともに「落ち着いている」ので、

IPAビールを初めて味わいたいという方は、

これより上2つの方がIPAビール感が出るかもしれないですね。

 

IPAビールはぜひ、試してみください。

IPAビールには魅力がたくさんあり、

普段馴染みのあるビールの世界を広げてくれる力があります。

 

みなさんも自分のお気に入りのIPAビールを見つけて

ビールライフを楽しんでみてください。